ティーカップになりたい

お茶についての壁打ち

煎を重ねる

紅茶から入って中国茶台湾茶を飲み始めたころは抽出時間を長めに取りすぎることが多くありました。

最近になってそういったことは少なくなってきたものの、どうにも今度は蓋碗で淹れる際に抽出時間を短くしようとしすぎるきらいがあることに気づきました。

お茶をそれなりに淹れ慣れているため、手癖に任せて淹れてもお茶の個性が発揮される程度の範囲には収めることはできているとは感じますが、果たして十分にお茶のポテンシャルを引き出し切っているといえるか、今一度検討すべき時期に差し掛かっているように感じます。

お茶にはそれぞれ抽出のペースがあり、一気に一回で出し切るのが向いているものもあれば、段階的に出していかないとうまく引き出すことができないものもあります。

洗茶をすべきか、また何煎目にどういった要素をどの程度引き出すのか、分量や時間による違いはあれど最終的にどこまで出せるだけのポテンシャルがあるのか、など他にも考慮する要素はいくらでもありますがともあれ常に目の前にある茶葉に向き合って淹れ方を考える必要があります。

慣れてくるとこういった意識が薄れてきて、反省するということを周期的に繰り返しているので、改めて記しておきます。