ティーカップになりたい

お茶についての壁打ち

茶液を用いた抽出

この間読んでいたのですがあまから手帖の料理理科の記事が興味深かったです。

www.amakaratecho.jp

お茶に活用できそうだなーという部分は何か所かあったのですが、10限目 苦味の活用の部分が特に面白そうです。

例えば、焙煎系のお茶の出涸らしを利用して苦味の部分を引き出し、検知閾値と認知閾値の中間の濃度になるように水で希釈して沸騰させ、そのお湯を使って軽くなりがちなお茶を抽出すればそのお茶本来の味わいから逸脱せずにふくよかな印象を付加することができるのではないかと思いまして。

今までもお茶Aの抽出液を用いてお茶Bを抽出するといったことは試していたのですが、あくまでそれと認識できるくらいにはっきりした濃度の茶液を用いたうえでさらに別なお茶の風味を重ねてもバランスが崩れないように調整を図っていました。

この点、今回のようなはっきりと個性を感じさせない形での味の付加がうまくいくのであれば、茶葉の組み合わせに気を回す必要性は低くなり、かなり気楽に使えそうです。

もっとも、この場合硬度の高い水を用いるのとは何か異なる結果をもたらすのかという点にも注意を払う必要はありそうです。

実用的な手段なのか時間を見つけて少しずつ試していってみたいです。